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株式会社キティー・ブログ

食品事業部の営業担当者、バイオ事業部の研究員が更新するブログです。
おいしいものや、乳酸菌の情報を発信していきます!

29

2020-07

山中先生の情報発信

KT-11研究員による日々のぼやき

こんにちは。

KT-11研究員です。

ここ最近は、連日のようにCOVID-19ウイルスの感染者数の過去最多記録が各地で報道されています。

先の緊急事態宣言による経済の打撃を受けてか、再宣言についてはかなり慎重となっている政府です。

経済と感染対策の両方を上手に回すことの困難さを痛感する今日この頃です。

連日のようにマスコミでは、COVID-19に関する情報が発信されています。そんななか、あの研究者が情報サイトを立ち上げたのをご存知でしょうか。

ノーベル賞受賞者であり、京都大学iPS細胞研究所所長の山中先生です。

↓ホームページ

https://www.covid19-yamanaka.com/

山中先生は、感染症や公衆衛生の専門家ではありませんが、人類への脅威となった新型コロナウイルスに対し医学研究者として何かできないかと考え、情報発信を始めたそうです。

サイトでは、根拠や出典が明確な最新の情報に基づき、情報が整理されています。

そのなかで興味深い情報があったのでご紹介します。

証拠(エビデンス)の乏しい情報として以下の項目が挙げられるそうです。

①イブプロフェンは症状を悪化させる

②暖かくなると感染は終息する

③BCG接種をしている国は、新型コロナウイルスの感染者数や死亡者数が少ない  (傾向はみられますが、BCG接種が新型コロナウイルスの感染に影響するという科学的な証拠は今のところありません)

④新型コロナウイルスは人工的に作られた

どれも、マスコミや井戸端会議などで騒がれていた内容です。

①のイブプロフェンは頭痛薬として知られていますが、ひどい情報です。

マスコミによる情報を鵜呑みにせず、正しい情報を把握し、理解することが感染リスクを低め、健康な生活を送るきっかけかと思います。

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25

2020-07

企業説明会での質問

出来事

こんにちは。

KT-11研究員です。

特許の話題が続きます。

以前に新卒者を対象にした当社の企業説明会において、学生からの「ある質問」が印象に残っています。

「世の中に貢献したいという理念があるならば特許を開放しないのですか」というニュアンスの質問だったと記憶しています。

当社は、様々な商品に対して複数の特許を取得してきました。

これまでの解説どおり、特許の取得までは特許庁による厳しい審査を通過して、高額な特許料を納付した結果であり、特許取得は当社として高度な技術力の証明だと認識しています。

そのときの質問に対して、うまく回答ができたかどうかはわかりません。

その質問の意図を明確に理解できたかという点も不明です。

学生にとっては、特許を独占するのではなく、困っている人のために無償で無償で使えるようにしたほうがよいのでは、という意図で質問をしてくれたのではないかと、解釈しています。

この質問に対して改めて回答したいとおもいます。

特許の開放=誰でも無償で特許を使用できるようにする、という意味で考えると、企業が投資した資金や社員の給与も支払うことができず倒産の危機さえ発生します。

まず、企業は特許を取得するまでに多額の研究費を投じて様々な研究開発を行います。また、その発明が特許として認められるまでは、国内であれば数十万円、海外特許となれば数千万円の費用がかかかる場合もあります。

したがって、発明を商品化した場合、これまでに投資した研究資金を回収する必要があります。もちろん、社員を雇用してるのであれば、人件費を払い続けなければなりません。

このように、特許は発明の内容を公知されますが、代わりに特許権を取得して20年間独占できるために、当然の権利であると考えられます。

このため、当社が特許を無償で開放することはあまり考えられないでしょう

一方で、特許開放とは、特許権利者が他者に実施して貰った方が良いと考え、一般に開放している特許の事を指します。例えば、大学で特許を取得した発明について、大学の先生では実用化できないため、企業に特許を利用してもらい、対価として実施許諾料を大学に払うということがあります。

つまり、特許の発明を他社にゆだね、実施料を得ることが特許開放の定義といえます。

質問をくれた学生がここまで理解して質問をしたかは不明です。

少なくとも、当社は特許を活用して事業を展開しているのですから、第3者に実施許諾をすることも考えにくいです。

ところで、当社が特許を保有することは、当社の製品を活用して様々な製品を製造・販売している企業の製品を模造品から守ることにも貢献しています。

特許を無償で開放してしまうと、第三者によって容易に模造品を作ることが可能となり、正規に当社製品を購入して製品に活用している企業に多大な迷惑を被ることにつながりかねません。

つまり、当社が特許を保有することで、当社と取引きをしている企業は安心して製品を販売することが可能となるわけです。

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24

2020-07

4つの特許

出来事

こんにちは。

KT-11研究員です。

コロナウイルスの感染拡大が止まりません。これから気温の上昇とともにマスクの着用もつらくなってきますね。

そうなると、飛沫を防ぐ効果が見込めるフェイスガードもありかな、と思う今日この頃です。

さて、前回は特許の話題に触れたので今回も特許ネタで行こうと思います。

当社が開発したクリスパタス菌KT-11に係る特許が合計4つあることを前回のブログで御紹介していました。

具体的には以下の4つです

①新菌株ラクトバチルス・クリスパタスKT-11、KT-23、およびKT-25を用いた抗アレルギー用組成物, 特許第4921499号.

②抗アレルギー用組成物, 特許第4942831号.

③化粧料用組成物, 特許第5715666号

④レストレスレッグス症候群改善用組成物, 特許第5873904号

①は、信州大学との共同研究によって生まれた発明です。クリスパタス菌KT-11が他の乳酸菌と比べて圧倒的に抗アレルギー効果が高いことを明らかにし、特許として認められました。

②は、①と同じく信州大学との共同による発明です。クリスパタス菌は他の乳酸菌と組み合わせることで、さらに抗アレルギー効果が高くなるというものです。

③は、クリスパタス菌は化粧品としても利用でき、皮膚の健康維持に寄与できるというものです。

④は、国内で500万人近くが罹患しているというレストレスレッグス症候群に対して効果があるというものです。

このように、マニアックな内容からメジャーなものまで幅広くクリスパタス菌KT-11は特許を取得しているのです。

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