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株式会社キティー・ブログ

食品事業部の営業担当者、バイオ事業部の研究員が更新するブログです。
おいしいものや、乳酸菌の情報を発信していきます!

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2020-10

膣と腸の密接な関係

出来事

こんにちは。

KT-11研究員です。

こんなタイトル付けたら、バズり目的と思われてしまう。

だがしかし、まじめな話。

さて、非常に耳寄りな情報。

クリスパタス菌の関係者なら知らない方はいないはず。

なんと、日本大学医学部の早川先生がヤクルト財団の主催である腸内フローラシンポジウムで、腸管と女性生殖器における細菌叢について講演されます。

早川先生は、女性生殖器の粘膜免疫と性感染症、母子感染についての研究の第一人者の先生です。

また、先生は多くの論文のなかで膣内のクリスパタス菌などが優勢になることで恒常的に感染症を予防していることを示唆しています。

体の構造上、女性では腸管の下部から腟に少量の菌は常に移行することは周知の事実。しかし、腸内細菌叢は多様性に富むほど健常であるが、腟内は少数の菌種 が独占する方が健常となります。この少数の菌種の1つがクリスパタス菌と言われているわけです。

近年では、子宮頚部から子宮上部にかけて、クリスパタス菌が棲息していることもわかり、クリスパタス菌が胎児へ与える影響についても相次いで研究報告がなされています。

日時:令和2年11月6日(金)11:00~16:15

場所:タワーホール船堀

テーマ:「腸内フローラと炎症~共生微生物との関わり合い~」

主催:公益財団法人ヤクルト・バイオサイエンス研究財団

後援:文部科学省

「腸管と女性生殖器のマイクロビオータ:隣どうしの誼」

早川 智(日本大学医学部 病態病理学系 微生物学分野)

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2020-10

ほんとうに殺菌乳酸菌は整腸効果があるのか

乳酸菌KT-11の効果

こんにちは。

KT-11研究員です。

さて、農芸化学会が発刊する「化学と生物」に興味深い解説が掲載されましたね。

https://katosei.jsbba.or.jp/index.php?aid=1359

亀田製菓が開発した玄米由来乳酸菌加熱殺菌体の健康機能として、整腸効果と肌の保湿効果に関する内容の解説。

亀田製菓は、自社で開発した殺菌体乳酸菌について、殺菌体なのになぜ整腸効果が期待できるのか、という疑問に対して科学的にアプローチして、その研究成果をしっかりと論文で発表しています。

S博士、頑張っていますね!

業界的には、この玄米由来乳酸菌とはK-1という名称で知られている乳酸菌です。

よく、KT-11と名称が似ているので間違えられたりしますが、別ものです!

商品に配合される乳酸菌は多く分けて「生きた乳酸菌」と「死んだ乳酸菌」の2つにわけられています。

前者は生きた状態で腸内に届き、短鎖脂肪酸などを産生することで腸管を刺激して整腸効果を導くことが知られています。しかし、後者の整腸効果についてメカニズムは不明でした。

亀田製菓は、腸の蠕動運動を司るセロトニンという物質に着目しています。

K-1乳酸菌は、腸内の一部の細胞を刺激することで、セロトニン分泌を促進し、腸の蠕動運動を促進するというもの。

セロトニンは、抗うつ作用などの薬理効果も期待できることから、K-1の将来性は計り知れないのかもしれません。

乳酸菌殺菌体によるセロトニン分泌促進は、過去にサッポロ社によっても報告されていたので、彼らの報告を支持するものかと思われます。

さらに、最近では、亀田製菓はK-1乳酸菌を配合した商品について、機能性表示食品に向けた技術開発も進めているようです。すでに、3商品が機能性表示食品として消費者庁に届けられているとのこと。

是非、K-1乳酸菌配合のハッピーターンを開発してほしい今日この頃です。

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2020-10

やせ菌がアップを始めたようです

KT-11研究員による日々のぼやき

こんにちは。

KT-11研究です。

サイサイの中ならす~押しです。

さて、皆さんは最近話題の「やせ菌」をご存じでしょうか?

ネットで検索すると、痩せ菌サプリなるものが鬼のように現れます。

この1~2年でトレンドとなっている健康食品業界でのキラーワード「やせ菌」。

事の発端は、この論文。

2006年、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に米ワシントン大学のジェフリー・ゴードン博士らが発表した理論は、肥満の人とやせている人の腸内フローラは違うという画期的なもの。

肥満の人の腸内細菌には、消化しづらい食物繊維まで栄養に変えてしまうファーミキューテス類(デブ菌)が多く、バクテロイデーテス類(ヤセ菌)が少ないというのだ。それに対し、やせている人の腸内細菌は、デブ菌が少なくヤセ菌が多かった。さらにその後の研究では、肥満の人が、食事指導によって1年間ダイエットした結果、デブ菌が減ってヤセ菌が増えたことが確認され、腸内環境をコントロールすれば太りやすい体質を変えられることまで証明された。

つまり、私たちの「やせたり」「太ったり」することは、腸内に住み着く細菌の影響であり、これらの細菌をコントロールできれば、やせることができてしまう!?というものです。

うんこ移植が流行ることも納得です。。

現在、やせている人はうんちを残しておくと、将来中年太りになったときに移植すればやせられるかも!?