09
2026-03
梅の花と微生物の話
いつもキティーブログをご覧いただきありがとうございます。
季節はどんどん春に向かっており、会社周辺の歩道では、おかめ桜と思われる花が満開です。海外からの旅行客の方々が写真撮影を楽しむ姿も多く、歩道がにぎわうこの季節ならではの風景になっています。
そんな中、先月、小田原フラワーガーデンに行き、色とりどりの梅の花を見てきました。何十種類もの梅が咲き誇り、こんなにも多くの品種があることに驚かされました。
梅の花と微生物のつながり
春の訪れとともに、今日は梅と微生物にまつわる少し柔らかい話題に触れたいと思います。
例えば、正月に飲む「大福茶(おおぶくちゃ)」。
梅干しと昆布をお茶に入れて飲む習慣があります。
これは951年、村上天皇の時代に空也上人がお茶を病人に供したところ、多くの人が回復したという故事に由来すると言われています。村上天皇自身も梅干し入りのお茶で快癒したという記録が残っているそうです。
梅干しは古代から薬効が重視され、奈良〜平安期には武士の戦陣食としても使われ、戦国時代には兵糧丸にも利用されるほど重要視された食べ物です。
梅干しと微生物の力
梅干しは、pHの低さ(酸性) と 高い塩分 により腐敗菌の増殖を抑え、保存性を高めています。
まさに日本古来の「微生物コントロール技術」と言える食材です。
クエン酸など有機酸の働きにより、健康管理にも役立つとされ、
昔から多くの人に親しまれてきました。
みなさんも梅干しを食生活に取り入れながら、元気にお過ごしください。
次回は、また発酵シリーズの続編に戻りつつ、
身近な微生物の話題をお届けできればと思っています。お楽しみに!
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2022-08
流行りの完全栄養食
こんにちは、KT-11研究員です。
食品(フード)と技術(テクノロジー)を組み合わせた造語フードテック。
ITやDXなど様々な先端技術を生かして新たな食の可能性を広げるというものです。
最近は、食糧問題を解決するための昆虫食開発も良く耳にするようになりました。
コオロギパウダーならまだアリですが、こないだゴキブリの卵なるものも見かけました。もはや、消費者意識への捉え方も変わりつつあるのかもしれません。
ちなみに、2020年がフードテック元年と言われています。まだまだ、新しい分野ですね。
さて、最近カップラーメンで有名な日清食品の取組が注目されています。
それは日清食品目指す完全栄養食品についてです。
完全栄養食のコンセプトは、「見た目やおいしさはそのままに、カロリーや塩分、糖質、脂質などがコントロールされ、必要な栄養素を全て満たす食」。
さまざまな栄養学的見地を参考に、インスタントラーメンなどで培った技術を応用し、最先端の食品加工技術によって研究を進めてきたようです。
最新の日経トレンディにも特集が組まれております。
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この商品はすでに完全メシシリーズとして発売されておりますが、ターゲットは30~40代のサラリーマン。
コンセプトは「栄養バランスを考えるのがめんどくせえヤツらに!」だそうです。
しっかり美味しく、減塩対策もできるという代物。

しっかりとした研究力と技術を基盤として、ちょっとファンキーなプロモーションが業界からも注目されているみたいです
新しい市場の創造につながる取組だと思います。
07
2022-01
スーパードライがスーパードライじゃなくなる日
こんにちは。
KT-11研究員です。
さて、ビール党にはショッキングな話題
なんと
あのアサヒビールが、主力ブランドである「アサヒスーパードライ」を2月中旬以降の製造分からフルリニューアルすると発表しました。
同製品のフルリニューアルは、1987年の発売以降初めての試みだそうです。
中身やパッケージ、コミュニケーションを同時に刷新し他社製品との差別化を図るというもの。
どうやら、辛口はそのままで、ホップも手を加え、香り華やかにリニューアルするといううわさも。
きっかけは、消費者からのアンケート結果。
ドライ=苦いという印象が大半を占めていたらしく、近年好まれる華やかでフルーティーな香りと真逆だったらしいです。
思えば、最近の一番搾りもホップが変わり、今ではオレンジのような甘い香りもします。
スーパードライは、辛口で香りなんて皆無、といった印象でしたが、昨今のビール売上低迷なども鑑みて、大幅なテコ入れとなったようです。
数十年、築き上げたブランドを変えることは、相当な勇気が必要です。
消費者のニーズに立ち戻って、刷新したアサヒビールの覚悟と勇気に感服です。
でも、私は一番搾りが好きですw