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2026-03
梅の花と微生物の話
いつもキティーブログをご覧いただきありがとうございます。
季節はどんどん春に向かっており、会社周辺の歩道では、おかめ桜と思われる花が満開です。海外からの旅行客の方々が写真撮影を楽しむ姿も多く、歩道がにぎわうこの季節ならではの風景になっています。
そんな中、先月、小田原フラワーガーデンに行き、色とりどりの梅の花を見てきました。何十種類もの梅が咲き誇り、こんなにも多くの品種があることに驚かされました。
梅の花と微生物のつながり
春の訪れとともに、今日は梅と微生物にまつわる少し柔らかい話題に触れたいと思います。
例えば、正月に飲む「大福茶(おおぶくちゃ)」。
梅干しと昆布をお茶に入れて飲む習慣があります。
これは951年、村上天皇の時代に空也上人がお茶を病人に供したところ、多くの人が回復したという故事に由来すると言われています。村上天皇自身も梅干し入りのお茶で快癒したという記録が残っているそうです。
梅干しは古代から薬効が重視され、奈良〜平安期には武士の戦陣食としても使われ、戦国時代には兵糧丸にも利用されるほど重要視された食べ物です。
梅干しと微生物の力
梅干しは、pHの低さ(酸性) と 高い塩分 により腐敗菌の増殖を抑え、保存性を高めています。
まさに日本古来の「微生物コントロール技術」と言える食材です。
クエン酸など有機酸の働きにより、健康管理にも役立つとされ、
昔から多くの人に親しまれてきました。
みなさんも梅干しを食生活に取り入れながら、元気にお過ごしください。
次回は、また発酵シリーズの続編に戻りつつ、
身近な微生物の話題をお届けできればと思っています。お楽しみに!
